


日本は地震、台風、大雨、雪害など、さまざまな自然災害が頻発する国です。
突然の停電が起こると、照明はもちろん、
スマートフォンの充電、冷蔵庫、電気ポット、医療機器など、
日常の「当たり前」が使えなくなります。
そんなときのために備えておきたいのが、
非常用の電源=ポータブル電源や蓄電池です。
でも、家族の人数やライフスタイルによって必要な電源容量は異なります。
この記事では、家族構成ごとに「どれくらいの電源容量を備えるべきか」
「どんな電源を選べば良いか」をわかりやすくお伝えします。
電源容量とは、「そのバッテリーでどれくらいの電気を使えるか」という指標です。
単位はWh(ワットアワー)で表され、
たとえば500Whの電源なら「100Wの電化製品を5時間使える」計算になります。
使いたい機器の消費電力(W)と、
使いたい時間(h)を掛けることで、必要な容量を見積もることができます。
例:スマートフォン(5W)を1日2回(2時間)充電 → 5W × 2h × 人数
想定される使用機器
・スマートフォンの充電
・LEDランタン
・ミニファンや電気毛布(季節による)
・モバイルWi-Fi
解説
一人暮らしなら、消費電力の大きい家電を同時に使うことは少ないため、
500~1000Whの電源で1~2日分をカバーできます。
軽量で持ち運びしやすいタイプを選ぶと避難時にも便利です。
想定される使用機器
・スマートフォン×2
・LEDランタン×2
・電気ケトル(短時間使用)
・小型冷蔵庫や保冷バッグ
・モバイルテレビ
解説
大人2人分の電力需要に対応するには、やや大きめの電源が安心です。
1500Whあれば、スマホを数日間充電しつつ、
軽い調理や照明に使うことが可能です。
ソーラーパネルと組み合わせると長期停電にも対応できます。
想定される使用機器
・スマホ・タブレット×複数
・LED照明
・ポータブル冷蔵庫(ミルク・離乳食保存)
・電気ケトルや簡易調理器
・保温器具(冬場)
解説
乳幼児や小学生の子どもがいる家庭では、
食事や衛生にかかわる電力のニーズが高くなります。
停電時もできるだけ普段に近い生活を維持するため、
2000Wh前後のしっかりしたポータブル電源が心強いです。
想定される使用機器
・スマホ・LED照明
・冷蔵庫(インスリンなど薬の保存)
・電気毛布や空気清浄機
・CPAP(睡眠時無呼吸症候群用)
・酸素濃縮器など医療機器
解説
高齢者のいる家庭では「命にかかわる機器」が動かなくなるリスクがあります。
医療機器の電力使用量を事前に調べ、
それに合わせた容量(3000Wh以上になるケースも)を準備しましょう。
長時間連続稼働できるタイプや、UPS(無停電電源装置)対応機器もおすすめです。
容量
家族構成に合わせて必要な容量を選ぶ。
あまりに小さいと役に立たず、逆に大容量すぎると高額・重くて使いにくくなる。
出力ポート
USB(A/C)、ACコンセント、DCポートなど、多様な出力に対応しているものを。
重量・持ち運びやすさ
停電時や避難時に持ち出すことを想定し、持ちやすい形状・重量か確認。
ソーラーパネル対応
長期の停電に備えるなら、ソーラーパネルと併用できるモデルが便利。
安全機能
過充電・過放電防止、温度管理機能、PSEマークなど、安全性も重視。
非常用電源は「買って終わり」ではありません。
いざというときにちゃんと使えるよう、月に1回は充電しておき、
実際に家電をつないで使用感を確かめることが大切です。
「スマホ2台を同時に充電したら何時間持つか」
「電気ケトルは何回沸かせるか」など、
家庭内でシミュレーションしておけば、災害時の行動もスムーズになります。